ナチュラルヒーリングPhoto/AT.迦楼羅のPhoto&エッセイ 

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「コサギ」

散歩をしていると、田んぼや川辺にサギのたぐいの鳥の姿を見ることがある。

サギにもいくつか種類がある。
グレーでとても大きいのが、アオサギ。
同じくらいの大きさに見える白いサギが、ダイサギ。
ハト位いやカラス未満といった胴体のサイズの白い、コサギ。
ダイサギとコサギの中間にチュウサギというのもいるらしいが、まだ見たことがないように思う。

こういったサギたちを身近な水辺でわりと頻繁に見ることができるようになったのも、川などの水がきれいになってエサの小魚なども増えたからなのだろう。
かつての公害や汚染がひどい時代から、環境が良くなっているのはうれしいことだ。

写真のこのコサギは、近頃少しひんやりするようになった早朝であるため、もう少し陽がしっかり照って気温が上がるまで動くまいと決め込んで、こんな風に片足立ちで首を曲げてたたずんでいるのでもあろう。

これで餌を取る段になればもちろん両足で立ち、首を伸ばし、ただしじっとしたまま何分も動かず、素早くくちばしを水に入れたと思ったらきらっと光るものをくわえ上げている。あるいは、長い足を大股に動かして歩きながらくちばしをふるう。
緩急の差が激しい、そんな食事風景である。

そしてサギというのは飛ぶときには首を曲げて縮めて飛ぶのが、珍しい気がする。。
似たように首の長い鳥である鶴や白鳥や鴨などはそのまま首を伸ばした状態で飛ぶが、サギは違うのだ。ギリシア文字の「Ω(オメガ)」を上下逆にしたように首を短く曲げ縮めるのだ。だから、それを知らずに飛行中のシルエットを見て、あれはなんの鳥だろう?と思ってしまったことがあった。

他にはサギ関連の話題としては、季節外れだが春の繁殖期には「婚姻色」というその時期だけの色が体…というか顔の一部に出るのだが、これがコサギとダイサギで違う色なのだ。
いや、まあこれはまた別の機会に書くことにでもしよう。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラー、エッセイストとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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