ナチュラルヒーリングPhoto/黒き羽

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カラスはなぜ、黒いのか?
「それは英語でクロ(crow)というからさ」だってさ。
ウソに決まっている。

嘘だとはわかっているが、しかし、じゃあ英語の”crow”はそもそもどんな意味なのか、が気になったので調べてみることにした。
インターネット上の辞書によれば”crow”は「クロウ」または「クラウ」のように発音して…
1)名詞として、おんどりの鳴き声
2)名詞として、(赤ちゃんの)喜びの声
3)自動詞として、(おんどりが)鳴く、時をつくる
4)自動詞として、(赤ちゃんが)(喜んで)声を上げる
5)自動詞として、”about”をつけて、~について自慢する、鼻高々に話す
6)自動詞として、”over”をつけて、(自分の勝利や他人の敗北を)大喜びする
ということだった。

だが別の意味・使い方ももちろんあって、
7)(鳥の)カラス 
であるという。

ところが”crow”はカラスのたぐいの総称で、大きいのは”raven”、中サイズは”crow”、小さいのを”jackdaw”(発音はジャックドウ) “rook”(ルゥク)というんだって。
それよりも、カラスは「スズメ目カラス科カラス属」だというのに驚いた。
あやつらはスズメの仲間だったのか! びっくりである。

で、せっかくインターネットがあるのだから「カラスはなぜ黒い?」についても検索してみた。
神ならぬ身の人間のことゆえはっきりとしたひとつの答えが見出せるわけではなく諸説あるようで、まずは「日本の森や林で目立たない色だから」という説が目に付く。
確かに、木々の間の地面にいても黒いと目立たない。実際そうだ。樹上にいるのを見上げても見つかりにくいと思う。どちらも、動かない限りは、だが。
もう一つ見つけた説は「紫外線から体を守るため」という論理だ。肉体本体に有害な紫外線を多く取り込まないで済むように羽根で受け止めたり反射したりしているのだ、というわけだ。
でもそれなら、ほかの鳥も同じじゃないのかな?と思う。どうもすっきりしない。

何にせよカラスは事実として黒い。
黒いカラスは、どうもなんだか「わるもの」っぽく見える。寄り集まっていたりすると、余計にそうだ。
実は、そんなカラスにお近づきになろうと長年私は声をかけたり手を振ったりなどしているが、どうもうまくいかない。
たった一度だけ、わりと長時間近くの樹上に留まって歌だのおしゃべりだのを聞かせてくれたことがあったが、その紹介はまたの機会としよう。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラー、エッセイストとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html

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