ナチュラルヒーリングPhoto/家の神
もし仏壇や神棚がなくても、おうちに「かみさま」みたいなものを置いてみよう。
そうするとなんかちょっと気持ちが安らぐし、柔らかい気分になって楽しくなったり、逆にやる気が出たりする。
もし本当の、魂の入った神様・仏様(の像など)をお祀りするのであれば、ただ祀っただけでちゃんと毎日真剣にお世話お供えしなければ逆に、良いことにはならない、といわれている。
でもこの写真のように「見立て」で神様「みたいなもの」であって深く念じたり祈願するのでなければ気軽に手軽に置くことができる。「招き猫」や信楽焼の「狸」や「かえる」みたいなものだから。
この写真の、木でできている台は、奈良の「大神神社」(おおみわじんじゃ)で授かった「お札立て」。
乗せているのはどこかの川の河原から拾って持ち帰って来たただの「石」だ。
これの「見立て」としては、遠き海の果てから小さな舟に乗って現れた「少彦名命」(すくなびこなのみこと)だ、というのはどうだろう。
あるいは、「天磐船」(あまのいわふね)に乗って降臨する「饒速日命」(にぎはやひのみこと)というのも、もともとが石だけに「いわ」船っぽくて良いかもしれない。
少彦名命が国づくりを手伝った大国主神(おおくにぬしのかみ)は三輪山(大神神社のご神体)に関係があるし、饒速日命も降臨した河内の国から後に大和の国(奈良県)に移っり蘇生の秘法を人にもたらしたいう。それが伝わるとされる石上神宮(いそのかみじんぐう)は大神神社にまあまあ近い。
ゆえにどちらの見立てもこの「お札立て」にふさわしい、というのはこじつけが過ぎるか。
これを玄関に置いているのだが、家の出入りの際にふと目が行くと、ちょっと気分が変わる。
ラッキーチャームの一種、と言っていいかもしれない。
A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html
この記事へのコメントはありません。