ナチュラルヒーリングPhoto/４Ｔｅｎｎｏｊｉ　ＡＧＡＩＮ

「四天王寺」にまた行った。お参りして、今度もＴシャツを買った。
「角大師」（つのだいし）という平安時代最強とも謂われ江戸時代には全国で流行した魔除け・疫病除けの護符（ごふ）・降魔札（ごうまふだ）の柄だ。

「角大師」というのは平安時代の僧の別名で延暦寺中興の祖とも呼ばれる「元三大師（がんざんだいし）良源（りょうげん）」（919-985）のことだそうで、この方、他にも、今も全国のお寺や神社でいただく「おみくじ」の創始者でもあるのだそう。
元月三日（げんげつみっか/１月３日のこと）の入滅したので元三大師（とも呼ばれる、という。名前や功績がたくさんあってややこしい。
それにしても、2024-985＝1039年も前に亡くなった人のことが事細かに伝わっているのはすごいことだね。

さてこのＴシャツだが、背中には角大師の柄と、左下に「四天王寺」の印。
表は、胸元にカドを落とした「隅立て角紋」みたいな中に梵字が配されている。
その中央の大きな梵字は、言わずと知れた四天王寺の御本尊「救世観音（如意輪観音）」を表象する「キリーク」。その周囲に置かれるのは、そう、想像の通り、”四天王”だ。
上（北）には「多聞天」を表す「ベイ」の梵字。
右（東）には「持国天」の「ヂリ」。
左（西）には「広目天」を示す「ビー」。
そして下（南）は「増長天」の「ビ」のそれぞれが四方から本尊を囲む鉄壁の守り。これは強い！　ご利益ありそう！

A.T.迦楼羅
ジオマンシー（ゲオマンシーともいう）占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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