ナチュラルヒーリングPhoto/歯神社

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「歯神社」という不思議な名前の小さなお宮

大阪の梅田あたりにある小さなお社。その名も「歯神社」。
もとは網敷天神社の末社で農業神として祀られていたが、のちに、淀川の決壊をこの地で歯止めされたことから「歯神社」と呼ばれるようになった、という。近世に至っては歯の神と呼ばれて歯痛に良く効く神様ということで篤い信仰を集めているのだとか。

由来を見ればなんのことはない、口の中の歯とは何の関係もない。
ただその由来に「歯」の字があり、歯止め、決壊を防ぐということからの連想というかもはやこじつけで、歯止めすなわち歯が抜けるのを止めるというご利益へと話を持って行った、という具合であろうか。
神社の名の元を知れば「なあんだ」と言って信仰をやめそうなものであるが、そこをやめずに続けるのが日本人。今もこうやって、小さいながら立派に神社として存続し、大事にされている。
「イワシの頭も信心から」と言われる程に、信じれば神、なのである。ばかばかしいとか愚かしいとか言って笑うことはできない。良く考えてみれば、私たちはみなそんなようにして生きているのだから。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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