ナチュラルヒーリングphoto/影法師

ナチュラルヒーリングPHOTO

冬。早朝の散歩。
まだ陽がとても低くて、写真を撮る時に自分の影が画角に入ってしまって邪魔に思うことがある。当然、背後から日が差していて明るい風景を撮ろうとカメラを向けるのだから、自分自身は太陽の側に立っていることになる。

じゃまだ。こんな影は写したくない。
そう思うことが殆ど常なのだがふと、「影法師」(かげぼうし)という言葉が頭に浮かんだ。子供のころはよく口にしていたのかもしれないが、それも遥か昔日、今となってはそんな言葉があったことすら忘れていたようなものだ。

思えば昔は…どれくらい昔でいくつくらいのことか定かではないがおそらく言葉を発するかしないかの幼児のころ、自分の影や他人などの影というものに興味を持ち、自分が動くと影法師も同じように動くのに驚いたり面白がったりしていた…んじゃないかと想像する。それから、手でこしらえる影絵だの、紙や物の影でつくる影絵を楽しんだと思う。更には影絵の人形の劇なんかもあったように思う。

もうすっかり忘れていた影法師。思い出したのをきっかけに、今回は写真の脇役になってもらうことにした。彼は、良く晴れた冬の寒い朝の思い出の証人だ。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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