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誰もいない

公園を歩く。
寒い。早朝。なので、誰もいない。
他に人がいないということは、空虚で、淋しく、心細いことであるだろうか。
それとも、大いなる空間、余地を残し、沢山の人を迎え入れることができる心広がる豊かさを示していると受け取るべきだろうか。

そんな、相反する二つの考えを弄びながら、見渡す限り誰もいない冬の早朝の公園の散歩を楽しんだ。
だが、そんなぜいたくな「ひとりじめ」は長くは続かない。寒いのに物好きなというか、寒さを物ともしない堅固な意思を持ってというべきか、自分の吐く白い息の向こうから他の散歩者が現れるのだ。

自分以外には他に誰もいない。
そう感じられた短い時間、実はそう広くもなかったその空間を、とても貴重なことであったように思ったことだった。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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