ナチュラルヒーリングPhoto/これも和柄

ナチュラルヒーリングPHOTO

写真は、ヨシガモのオス。
彼らは中国北東部やモンゴル、シベリアなどで繁殖し、冬に日本に渡ってくるのだという。

見ればこれも実に見事な和柄である。
ナポレオンの帽子とも称される独特の丸みあるダイナミックな頭部の形状と色合いはともかく、胴体の、位置によって微妙絶妙に変化するモノトーンの小紋が素晴らしい。
しっぽ近くの優しいベージュの差し色。
そして明瞭なモノトーンのコントラストのくるんとカールした羽根の先。
素敵だ。

前にも書いたが、私たちの祖先は、こうした自然の姿を美しいと感じて文化に取り入れていったのだろう。
鳥の羽や、木々の幹や枝葉、花、すすきの原、川の流れ…などなどを。

それにしても、このようにくっきりと色まで見ることができるのはカメラとレンズのおかげである。。
肉眼では、たとえ割と間近に見ることができたとしても、このようにまじまじと見てくっきりはっきり見分けることはほとんど不可能なほど難しいことだったろう。
そう思えばいっそう、技術の進歩と普及はとてもありがたいことである。

やや余談になるが、デジタルカメラの写真の美しさ・精細さを表す一つの指標として「画素数」がある。
デジカメ黎明期は10万画素から30万画素だった。たったの。
当時は「新聞に掲載される粗い点々で構成された写真の程度の画質であり到底フィルムにかなうものではない」と、ほとんど見捨て切り捨てに近い冷たい扱いだった。

それから二十有余年、一億画素を誇るデジタルカメラが発表されたのが2018年。
ところが、一昨年2021年秋には一億画素のカメラ搭載のスマートフォン発売。早くも。

かくも技術の進歩は加速しており展開は素早いのである。

おかげさまをもって私ごときものでも何とかそういった技術の結晶たるデジカメを手に入れることができ、気軽に持ち歩き、ごくごく手軽に鮮明で精細な写真を撮ることができるのである。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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