ナチュラルヒーリングPhoto/希望と不安
風景写真とは、ある日ある時ある所の風景を切り取って記録したものだ。
完全に目で見たそのままではないかもしれないが。実際に存在した風景だ。
とある風景写真を見たときどう思うか。何を感じるか。
それは人それぞれで時と場合にもよるだろう。
ある人は、その風景写真に青空を見つけて晴れ晴れとした気分になり明るい将来を思い描くかもしれない。またある人は灰色の雲を見つけてそれが空を厚く覆いつくすことを想像して暗澹たる気分になってしまうかもしれない。
またある人は、広々とした草地を見ておおらかで楽しい気分になり、別のある人はその草地に何本か孤立して立つ木を見て孤独と疎外感を感じるかもしれない。
そしてまた、写真に写る巨大な高圧鉄塔を見て人類の英知と文明の偉大さに思いを致し力強さに感動する人もいるだろうし、同じものを見て踏みつぶされるかもしれないというような不安と恐怖を抱く人もいるだろう。
あるいはまた別の風景写真では向こうの高いところを通る橋を走る車を見て、低い水辺にいる自分が取り残されているような気分になるかもしれないし、逆に、橋や車から無縁の平和でのんびりしたところにいて安心でゆったりした気持ちになる人もいるだろう。
どうやら、どこに何がどう写っているかが問題なのではなさそうだ。
ではどうしてそのように受け取り方や感想の違いが出るのだろうか。
見る人のその時の気分ということも大きいだろうが、「どこを見るのか」が違うのだろうと思う。
逆に言えば「どこを見ないか」とも言える。写っているのに見てない・見えていないものがある、ということではないだろうか。
風景写真に限らず、日常生活でも仕事でも、それは同じことだと思う。
もしあなたが生きている中で、何か見落としているんじゃないだろうか、とか、ひょっとして自分には見えてないものがあのかもしれない、などと感じたときには、友人や家族、同僚・上司、そして占いなどの力を借りるのがいいと思う。
A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html
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