ナチュラルヒーリングPhoto/輝く道
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これまで何度か「道」について書いたことがある。
自信もって進んできた道なのに急に迷っているような心持ちになったり、ある時ふとこの道でよかったのかと急に思ったりすることがある、というような話を。
そういう迷いや戸惑いとは違って、視線を上げて目の前からずっと向こうを見やったら、これから進もうとしている道が光り輝いて続いているのを目にする、ということもあるだろう。
視線の先には洋々とした前途がひらけ、あたりは祝福の光に満ちている。そう感じて顔を上げ喜びと自信に満ちた顔で堂々と胸を張って進んでいく。それはとてもすばらしい感覚だろう。
ただ、そのようなことはおそらくめったには起こらないし、あったとしても実はそのほんの少し先には落とし穴が待っていた、なんていうこともありそうだ。
どんなに光り輝いて祝福に満ちた道だと思ったとしても、すっかりその気になり調子に乗って進むのではなく、多少の用心はしたほうがいいのかもしれない。
つまりは、わかっている道、普段歩き慣れた道、自宅の廊下や階段であっても、うっかり躓いたり滑ったりすることがあったり、箪笥の角に小指をぶつけるようなこともないとは限らないからね、という所帯じみて世知辛いような小言に尽きる、ということだ。
ちょっとつまらない気もするが、人生とはそういうものなのだろう。
A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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