ナチュラルヒーリングPhoto/まれに見る愛嬌!

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ときどきふと、とても愛嬌のある表情をしていると思える何かに出くわすことがある。
今回のこの狛犬もその一つだ。
古式ゆかしい神仏混交の山岳寺院。お寺なのにあちこちに鳥居が立ち、境内にいろいろな小さい神社が祀られている、そんな中にこいつは立っていたのだった。

ほんとうの犬や、あるいは猫の子でもこんな姿勢や表情をたまに見せるかもしれない。
四肢を踏ん張って胸を反らし、グイっと上げた顔をちょっと横向け、自分のことを気にして見ていてくれているかを確認しようという感じで目だけこっちを見る。なんとも自己主張に満ちたかわいらしい姿。
きっとこの石像の作者は、甘えんぼうの犬か猫を飼っていたに違いないと思わせる。

神社仏閣と言えば神聖なところで、欲や世俗にまみれた愚かな人間たちの”人間臭さ”みたいなものは極力抑えて謹んで、清らかに穏やかに真面目におとなしくしようとするものであるようだが、お稲荷さんの狐もしかり、このような狛犬の存在も許されるというのが興味深く面白いなあと思う。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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